動画アプリでライブ配信をするライバーは、近年メディアでも注目をされ芸能デビューする人も増えています。
そんな人気のライバーに対して、こんな疑問を持っていませんか?
「そもそもライバーとは何?」
「ライバーの収入の仕組みはどうなってるの?」
「ライバーになるメリットを知りたい!」
今回は、今さら人に聞きにくいライバーの基礎知識を解説します。
ライバーが配信を行う目的やYouTuberとの違い、ライバーに向いている人など気になる情報をまとめました。
ライバーとは?
ここ数年で急増したライバーという存在に、理解しているようで実は首をかしげてしまう部分を持つ人が多いようですね。
まずは、ライバーの基本的な部分についてみていきましょう。
ライブ配信をする人のこと
ライバーとは、ライブ配信をする人のことを指します。
最近ではライバーを副業にしたり、本業として稼ぐ人も増加しています。
英語でいうと「Live Streamer(ライブストリーマー)」となり、「ライバー」という呼び名は実は和製英語です。
海外では広く「ストリーマー」と呼ばれていますが、日本なら「ライバー」で通用します。
また、出演アプリを区別するために「イチナナライバー」「ミクチャライバー」など「アプリ名+ライバー」と呼ぶことが多いです。
配信する目的
なんのために配信するのかといえば、ライバーは収入が得られるからですね。
コミュニケーションを純粋に楽しめるという面もあるため、趣味の範囲で配信をする人もいます。
稼ぐ以外にも、リスナーと交流したい、ほかのライバーとコラボ配信がしたい、語学学習のため海外の人とコミュニケーションを取りたいなど目的は人それぞれです。
ただ、単なる趣味で始めたライブ配信が、いつしか職業になっていたというライバーも少なくはないようですね。
YouTuberやVTuberとの違い
ライブ配信といえばYouTubeやVTuberが真っ先に浮かぶ人もいるかと思いますが、ライバーとは大きく異なる点があります。
ライバーとYouTuberやVTuberの違いを知るために、それぞれの特徴をあげてみました。
- 主に生配信を行う
- リスナーとリアルタイムで会話できる
- 収入は投げ銭がメイン
- 広告収入がメイン
- 動画編集を行う
- 視聴者との関わりは必須ではない
ライバーは生配信をメインに行い、リスナーと呼ばれる視聴者とリアルタイムでコメントや投げ銭をもらってコミュニケーションを取るのが特徴です。
一方YouTuberやVTuberは、動画編集をしたものをアップロードを行い、広告収入を狙うことを目的にしています。
最近ではYouTubeのライブ配信やインスタライブでも投げ銭機能が追加されましたが、ライブ配信をメインにした媒体とはプラットフォームが違います。
とはいえ、稼ぎたい人にとって人気がないと厳しい現状になる点だけは、どの媒体でも共通していますね。
ライバーになるには?
かつて中高生を中心に人気だったライブ配信ですが、最近では子どもからシニアまで幅広い世代に利用者が広まっています。
今後ますます人気が拡大することが予想されているライブコンテンツに、参加してみたいと思う人もいるでしょう。
「でもライバーになるのはむずかしそう!」
「特別な人しかライバーになれないのでは?」
こんな風にハードルの高さを感じてしまうかもしれません。
では、そんなライバーになれる条件や種類についてチェックしてみましょう。
資格や年齢
基本的にライバーになるための資格はいりません。
容姿がいい人の方が目立つ傾向が高いですが決してそうではなく、顔出しについても多くの場合が必須ではないです。
ただし、ライバーとして配信する場合はアプリごとに年齢制限が設けられているのでチェックが必要です。
例として、17LIVE(イチナナ)なら満12歳以上からライバーデビューができますが18歳未満は22時〜翌朝5時まで配信不可、Pococha(ポコチャ)は18歳未満は使用不可など年齢制限を設けています。
19歳以上なら全時間帯で配信可能ですが、一部13歳以上からできるが時間制限ありなど細かい規定が設けられているので見落としのないようチェックをしてください。
ライバーの種類は2つ
ライバーを目指す際に知っておきたいのが、ライバーには2つの種類があるということです。
- 一般ライバー
- 公式ライバー
普通にアカウントを作っただけなら一般ライバーですが、公式(公認)ライバーとして活躍する道もあります。
公式ライバーになるには配信アプリごとに審査があり、ライバー事務所に所属しなければならず、誰でもなれる訳ではありません。
公式マークがついたり、収入がアップするなど公式になるメリットは多いです。
もし「ライバーを生業にしたい」と考えるなら、公式ライバーを目指すことをおすすめします。
ライバーになるメリット
スマホアプリで手軽に配信できるライバーは、YouTuberのような動画編集のようなスキルがなくてもはじめることができます。
ライバーになることでさまざまな道が開けるため、人生が豊かになる可能性も!
そんなライバーになる具体的なメリットについてまとめてみました。
お金が稼げる
ライバーになる1番のメリットはやはり、お金が稼げるということです。
スマホ1つで稼げるため、外で働きたくない人なら大きなメリットを感じるでしょう。
ライバーの収入源となる投げ銭は上限がないので、YouTuberの広告配信より稼げる可能性もあります。
トップライバーになると月収100万円以上を稼ぐ人も少なくはありません。
スキル不要で配信できる
YouTuberとして活躍するには高い動画編集スキルが求められる一方、ライバーは特別なスキルはいりません。
ライブ配信アプリをダウンロードするだけではじめられるので、スマホだけで手軽に行うことができます。
最近はシニア層のライバーも増えていますが、そこから操作性が簡単であり、初心者でも手軽にはじめられるということが伺えますね。
特技が活かせる
ライバーは自分が好きなことを配信することができます。
- おしゃべり
- ダンス
- 料理
- 歌や演奏
- ファッション
- メイク
- 手品など
このように、自分の特技をライブ配信で最大限に活かせる所が大きな魅力です。
実際に活躍する人気ライバーをみても、どこかいきいきと輝いてみえますよね。
それがマニアックなジャンルだとしても、共感してくれる存在に気づくことができます。
自分の特技を最大限に活かせる場として、ライバーはこれ以上ないコンテンツだといえるでしょう。
活躍の場を広げるチャンスができる
ライバー出身のTVタレントも年々増加しており、最近では芸能人がライバーデビューする逆パターンも増えつつあります。
それだけライブ配信の影響は大きく、注目をあつめることができればTV出演やポスターやCM契約、芸能事務所からのスカウトや海外進出を果たす可能性も秘めています。
芸能界デビューする道はさまざまですが、ライバーで有名になることは大きな手がかりとなるでしょう。
すぐに成果が出るとは限りませんが、活躍の場を広げるチャンスを掴む方法のひとつとしてライバーデビューはおすすめです。
ライバーが収入を得る仕組み
「ライブ配信は稼げる」と耳にしても、どこか信じがたく疑ってしまうかもしれません。
ライバーはスマホ1つでどのように収入を得るのか、わかりにくい部分があると思います。
投げ銭の仕組みや時給で稼げるライブ配信はあるのか?など、ライバーの収入についてくわしく解説します。
投げ銭
ライバーの主な収入源は投げ銭です。
投げ銭とは、視聴者が配信者に対して金銭的に応援できるライブ配信上の機能です。
「ギフト」や「ダイヤ」などアプリによって呼び名は変わることがあり、投げ銭によって視聴者がライブ配信を盛り上げることができます。
受け取った投げ銭は全額収入になるわけではなく、自分がもらえる手取り額は還元率で決まります。
還元率は10%〜35%とアプリごとに差があり、一般ライバーよりも公式ライバーの方が高いです。
投げ銭を主な収入源にするのが成果報酬型で、公式ライバーになると還元率50%を受け取れる場合もあり、トップライバーになると月収数十万〜100万円以上を稼いでいる人がたくさんいます。
夢のような高収入が目指せるライバーですが、必ずしも収入がある訳ではありません。
投げ銭での収入は、根強いファンと多くの視聴者をあつめてこそ成り立つシステムです。
時給
ライバーの主な収入源は成果報酬型の投げ銭ですが、ライバー事務所に所属すると1,000円〜4000円程度の時給保証をしてもらえるケースが増えています。
ランクや視聴者数などの条件を満たせば高時給になり、自宅で稼ぎたい人にとっては嬉しい収入システムではないでしょうか。
ライバーの時給保証によって収入安定化につなげることができますが、1ヶ月の活動時間やライバー未経験からスタートする人であるなどの条件が設けられているので必ず確認してください。
すぐに稼ぎたい初心者にとっては嬉しい時給制ですが、人気ライバーとして多くの投げ銭をもらえるようになった際には損をする場合もあります。
ライバー事務所との契約を行う際には、時給制のための条件等を慎重に検討しましょう。
企業案件
知名度の高い人気ライバーになると企業案件(PR案件)がもらえることがあります。
企業案件とは、ライバーが商品紹介をする代わりに報酬を受け取れる依頼のことです。
しかし、企業から直接声をかけられるライバーはごく一部のみです。
よほど人気のある有名ライバーにならなければ、企業案件の獲得はむずかしいでしょう。
この場合、ライバー事務所に所属している方が企業案件などお仕事を優遇してもらえます。
本格的な活動をお考えなら、公式ライバーになることを目指した方がいいですね。
ライバーに向いているタイプ
ここまでライバーについてお伝えしてきましたが、ライブ配信の世界は想像以上に奥深く、自己アピールの場として活用するのにピッタリです。
ですが、ライブ配信という初めての試みを行う際には不安になりますよね。
そして「美人やイケメン、スタイル抜群な人しかライバーになれない」なんていうことでもありません。
ここでちょっと参考にして欲しいのが、ライバーに向いているタイプです。
- おしゃべりが好き
- 将来の夢がある(歌手になりたいなど)
- 定期配信ができるマメな人
ライバーに求められるのは際立った特技よりも、定期的にライブ配信できるかどうかです。
変わった趣味や将来の夢があれば人気ライバーに一層向いていますが、やはり定期配信できる人の方がライバーとして格段と伸びます。
たとえ会話が苦手で特技がなくても、コツコツ配信を続けるうちにリスナーとのコミュニケーションができるようになる人が多いです。
「自分はきっと向いていない」と思わずに、ぜひ思い切ってライバーデビューをしてみましょう!
まとめ
ライバーとしてデビューをすると、趣味の範囲を越えた活躍ができる可能性を秘めています。
楽しみながら稼げるライブ配信は、今後ますます注目度が上がり、本格的な職業として注目されていくでしょう。
「自分の特技を披露したい」「色んな人と交流したい」という人にライバーは向いています。
さまざまなライブ配信やライバー事務所があるので、自分に合う場を選んでみてください。