ライバーやめたい

「ライバーを辞めたい」
「事務所が合わないから契約解除したい」

こんなときどうすればいいでしょうか?
ライバー事務所を辞めたいと思ったときは、正しい手順を踏まないとトラブルに巻き込まれることもあります。

まずはライバー事務所の辞め方を把握して、辞める際の注意点とよくあるトラブル例もぜひ参考にしてください。

ライバー事務所を辞めることはできる?

ライバー事務所を辞めることはできる?

今不安に思っているのは、「そもそもライバー事務所を辞めることはできるのか?」ということですよね。
ライバーという特殊な職業であるため、一般的なバイト感覚で辞めることが実はむずかしい場合があります。

まずはなぜライバー事務所を辞めたいのかその理由を明確にして、慎重に契約解除へと進めて行きましょう。

辞めたい理由を明確にする

契約解除を円滑に進めるために、なぜ事務所を辞めたいのか理由をはっきりさせましょう。
以下では、よくある事務所を辞めたい理由の例をあげてみました。

よくあるライバー事務所を辞めたい理由
  • サポートがない
  • 報酬に不満がある
  • ノルマがきつい
  • 悪徳事務所だった
  • ライバー自体を辞めたい
  • フリーで活動したい
  • 環境が変わった
  • 結婚や出産のため
  • 事務所を移籍したい

「自分の意向を尊重してくれない」ということから、事務所スタッフとすれ違いが生じるケースが多いです。

このほかにも「視聴者やほかのライバーとの人間関係に疲れた」など、精神的な理由をあげて辞める人もいますね。
これから事務所へスムーズに伝えるためにも、辞めたい理由は明確にしておきましょう。

原則として辞めることはできる

事務所側としては継続してほしいと考えますが、たいていの場合はライバー本人の意向を尊重してくれます。
当然かもしれませんが、事務所に何も相談せずに辞めることはできません。

本人が辞めたつもりでも、契約手続きを行わない限り所属したままになっています。
つまり、勝手にほかの事務所に移籍することもできないので注意してください。

また、辞める前に事務所やほかのライバーに相談してみることも大切です。
辞めてから後悔するよりも、ひとこと相談してから辞めるようにしましょう。

ライバー事務所の辞め方

ライバー事務所の辞め方

ライバー事務所は辞めたいと思ったときに、辞めることはそうむずかしくはありません。
ただし、契約書にサインした以上は事務所側と相談した上で契約解除を行うことが大切です。
トラブル回避をするためにも、ライバー事務所の辞め方をぜひチェックしてください。

担当者に相談する

まず、事務所担当者に辞めたい意向を伝えましょう。
冷静にゆっくりと辞めたい理由を伝えることが大切です。

事務所としてはせっかく契約を結んだ相手なので、引き留めるのはもちろんですが、打開策やアドバイスを送ってくれることもあります。
そこで「もう少し頑張れるかもしれない」と思い直したなら、辞めずに頑張ってみましょう。

そうではなく、辞めたい意志が固まっているなら曖昧な返事はせずに、きっぱりと断ってしまった方が相手も混乱しません。

契約内容を確認し合う

担当者はライバーが辞めたい意志を確認したら、いつ契約解除を行うのか決めなければなりません。
これは契約する際に決めた契約期間によって異なるので、すぐに辞められない場合もあります。

「契約終了まで続けてほしい」といわれるケースもありますが、事情によってどうしても出演できない場合はきちんとその旨を伝えましょう。

また、残っている報酬分の受け取り方法も確認してください。
給料未払いトラブルに遭うライバーも実際にいるので、振込は必ず確認しましょう。

解約を完了させる

事務所の担当者と話し合いがまとまったら解約を完了させましょう。
契約の解除手続きを行ったらこれで終了です。
あとは、未受け取りの給料が振り込まれるか確認を忘れずに行ってください。

ライバー事務所を辞める際の注意点

ライバー事務所を辞める際の注意点

ライバー事務所を解除する手続き自体はむずかしくはありませんが、どこか安易に考えてしまう人が増えているといいます。

「いつでもライバーは辞められるはず」
「事務所を辞めてもライバーは続けられるはず」

こんな風に考えている方はちょっと注意が必要です!
ぜひここでお伝えする、ライバー事務所を辞める際の注意点をチェックしてください。

無断に辞めるのはトラブルの元

先ほどもお伝えしましたが、ライバー事務所を辞めたいなら解約手続きを行わなければなりません。
担当者からの連絡を無視したり、勝手に辞めたつもりになったりすると事務所とトラブルに発展する可能性があります。

一般のお仕事と同じように、まずは事務所に連絡をとって「辞めたいと思っているのですが」と相談することが大切です。

アカウントは引き継げない

事務所を通して公式ライバーになった場合は、ほとんどのケースでアカウントは削除されます。
これまで詰んだ実績やフォロワーも失うことになるので、契約解除は慎重に検討しなければなりません。

「事務所を辞めてフリーライバーになりたい」「ほかの事務所に移籍した」と考える人も多くいるようですが、またイチからのスタートになる覚悟が必要です。
ライバーのアカウントは安易に引き継げないことをしっかり把握しておきましょう。

辞めた後ライブ配信を禁止される場合も

辞める前にしっかりチェックしておくべきは、契約解除後の活動についてです。
事務所によっては、「解除後1年は活動禁止」などという厳しめのルールを記載しているケースがあります。

別の事務所へ移籍、フリーとしての活動を考えている人には酷なルールですよね。
この場合は話し合いによって了承を得るか、契約期間が終わるまでは我慢するしかありません。

また、公式ライバーのような独占契約の場合は、事務所の許可なくほかの媒体に出演することはNGです。
移籍をするなら、きちんと契約解除を行ったあとにしましょう。

契約期限まで辞められないケースが多い

ライバー契約を結ぶ際に「1年は活動を続ける」など契約期間が設けられている場合は、辞めたいと思っていても「この日まで続けて欲しい」と引き止められるケースが多いです。

また、ライブ配信以外のお仕事(モデルなど)をしている人は、そちらの契約も絡んでくるので「今すぐ辞めたい」という話を進めるのはむずかしくなります。

事務所とクライアントの承諾を得るまで時間がかかることを想定して、余裕をもった方がいいですね。
少なからず事務所には迷惑をかけるので、自分の意見を突き通すことはやめましょう。

違約金を請求される場合もある

最近増加しているのが違約金トラブルです。
「契約を辞めたいです」と伝えたところ、違約金を請求されてしまうということです。

悪質な場合は多額の違約金を請求され、脅しのような行為を受けた人もいます。
契約書に「途中解約は不可」と記載されている場合であっても、「絶対に辞められない」ということは決してありません。

もし事務所側が話し合いに応じず、それどころか悪質な対応をとる場合は警察や弁護士に相談してください。

まとめ

ライバーを辞めることは簡単そうに見えて、実はめんどうなことが多いです。
今回お伝えしたような悪質事務所だった場合は、トラブル被害を受ける可能性もあります。

ライバー契約するよりも、契約解除をする方が気力や時間を有してしまうため余裕を持って行ってください。
移籍をするなら、契約も解約も円滑にすすめられる事務所を選びたいですね!